誰かの為のブログ

映画や本の感想をだらりだらりとマイペースに書いていきます。

【感想】北海道美味しいもの物産展的冒険活劇! 野田サトル「ゴールデンカムイ」

2018年4月にアニメ化される「ゴールデンカムイ

お正月をマンガに費やした俺が読んだ中でもダントツに面白かったので、あらすじと感想をば。

 

 

日露戦争終結した明治時代後期。戦争を生き残った杉元佐一、人呼んで「不死身の杉元」は故郷にも帰らず北海道で砂金取りをしていました。彼には大金が必要だったのです。そんな彼のもとにアイヌが隠した莫大な埋蔵金という一攫千金のチャンスが舞い込んできます。その手がかりは脱獄囚24人に刻まれた刺青。杉元は旅の途中で出会ったアイヌの少女アシリパとともに埋蔵金を探すたびに出ます。

 

それに呼応するかのように動き出す北沈部隊こと「第七師団」、そして幕末の志士「土方歳三」。北海道を舞台に、三者三様に刺青をめぐり一攫千金サバイバルの幕が上がります・・・。

 

なんて書いてみました。

この漫画、それぞれの陣営の思惑が絡み合いつつ、一癖も二癖もある脱獄囚たちとの戦いがとても魅了的なんですが、もう1つの魅力は北海道のおいしいものを食べつくす!ってところ。

アシリパは様々な獲物や野草に対して知識が深く、杉元たちに採った獲物を食べさせます。それがもうおいしそう。めちゃくちゃおいしそう。鹿食いたくなるマンガです。ヒンナ、ヒンナ!

そしてなにより作者のアイヌ民族への造詣の深さに感服です。勉強になるのでぜひ読んでみてください。