誰かの為のブログ

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【感想】ハードルなんて地中に埋めてしまえ! スティーヴン・ガイズ 「小さな習慣」

 早起きや筋トレ、ブログを続けるなど人はいろいろな事を生活の中に習慣として取り入れようとします。それは理想とする自分に近づくためだったり、目標の達成のためだったり様々ですが、同時にそれらの習慣が身に付かず挫折してしまった人も多いのではないでしょうか。俺も新年を迎える度に今年こそはと意気込みますが、身に付いた覚えがありません。この「小さな習慣」では挫折をさせることなく、習慣を身に付けるための方法を紹介しています。

 

 その方法とは「目標をばかばかしいくらい小さくする」という内容です。例えば筋トレでいえば、「一日に腕立て伏せを一回する」といったように。たった一回の腕立て伏せに何の意味があるのかと思われる方は多くいると思います。私もそう思います。ですが、小さな習慣ではそれでいいのです。本書の中で筆者は習慣を「あまりにも簡単すぎて、しないよりする方がよい行動」と定義しています。その上で小さな習慣に「腕立て伏せ一回するぐらいならついでに10回しようか」と、目標の「1回」とおまけの「9回」を期待します。目標の1回は達成しているので、そこで終えても良いのですがせっかく始めたんだからという「おまけ」を狙っているのです。

 

 なんにしたって取り掛かるまでが一番憂鬱です。この記事を書いているのは日曜日の21時過ぎで、明日からの仕事を考えるととても憂鬱です。仕事への憂鬱にこの小さな習慣が応用できるか疑問ですが、筋トレ程度になら効果もありそうなので俺も1日1回腹筋をする、本を2ページ読む、文章を50文字書くことを目標にして取り組んでいます。小さな積み重ねがここよりもはるか先へ連れて行ってくれることを願いながら、今から腹筋鍛えてきます。